テクノストラクチャーの 5つの課題解決力
これまでは、鉄筋コンクリート造や鉄骨造が主流だった大規模建築物。
環境やコスト面への配慮から木造が注目されています。
井上地所ではパナソニックのテクノストラクチャー工法を使って、木と鉄の複合梁「テクノビーム」による高い強度で、従来の木造建築物の課題を克服し、鉄骨造に引けをとらない強度と機能性を実現できます。
コストや税金など木造の魅力も併せ持ち、大規模建築の新しい選択肢として、提案の幅を広げる工法です。木造なので、国主導の木造化推進の補助金や、都道府県ごとに県産材活用促進の補助金などの活用も検討できます。
また、優れた機能性と木造のメリットで、鉄骨造からの切替を検討できる工法です。
コスト低減 に自信あり
鉄骨造からテクノストラクチャー工法への切り替えでコスト低減できた実例
鉄骨造からテクノストラクチャー工法に切り替え、地盤改良費・基礎工事費・躯体工事費のコストが下げられたことにより、大幅コストダウンを実現した実例をご紹介します。
様々なコスト上昇要因に対し細やかな対応策が提供できるテクノストラクチャーだからこそ、コスト低減に自信があります。
A工事(建物の躯体部分、共用施設に関わる部分)の工事費を実物件のデータで比較。コスト削減率は物件のプランや建築地、その他条件によって異なります。
工期短縮の実例
木造・軽量のテクノストラクチャー工法で工期短縮が可能
テクノストラクチャー工法は木造で軽量のため、鉄骨造・RC造に比べて基礎工事や地盤改良の工期短縮が可能です。
工期は物件のプランや建築地の条件により異なります。
構造計算の信頼性
大規模な建物も構造計算対応 !
依頼先を別途探す手間が省け、4号特例見直し後も安心
木造非住宅を建設する際のネックの一つである構造計算。
テクノストラクチャー工法ではパナソニックが許容応力度計算による構造計算を実施するため、依頼先を別途探す必要がありません。
現在、3000㎡までは一体設計が可能。3000㎡を超える建物にも構造を分割して設計することで対応が可能です。
構造計算の負担軽減に自信があります。
また、2025年の4号特例の見直し後に、4号建築物から2号建築物に変わり許容応力度計算が必要になる建物でも、井上地所のテクノストラクチャーでは従来から行っている許容応力度計算による構造計算で対応可能です。ご安心ください。
耐震性の実例
独自部材の木と鉄の複合梁「テクノビーム」により高い強度を実現
木造建築の要となる部材「梁」に鉄の力をプラスしたテクノストラクチャー工法です。 独自部材の木と鉄の複合梁「テクノビーム」により高い強度を実現。従来の木造建築物の課題を克服し、鉄骨造に引けをとらない強度を実現しました。 耐震性に自信があります。
設計自由度の実例
設計自由度の高さ、それを実現する幅広い部材ラインナップと技術開発力
1棟1棟条件と希望が違う非住宅に、きめ細かい解決策を提供できるのがテクノストラクチャーの強みです。
その強みを支えるのが設計自由度の高さ、それを実現する幅広い部材ラインナップと技術開発力です。
他の工法では拾いきれない困りごとに対応できる設計自由度と小回り力に自信があります。
テクノストラクチャーの設計対応力
最大スパン12メートルの大空間を実現
施設や店舗で必要な大空間。
従来の木造梁では、建物の重さを支えるため、柱で補強をする必要がありました。
テクノストラクチャーは、鉄骨造と同等の広さを柱なしで対応可能。
広い空間が必要になる施設の食堂や店舗の設計において、対応力を発揮します。
大規模建築物のために開発された「グランドテクノビーム」。床梁は最大8mスパン、小屋梁は最大12mスパンの大空間を実現可能です。
4メートル柱と梁貫通穴で高い天井高さを実現
平屋の建物の場合、柱長さは最大4mまで可能。
また、梁に直径135mm(グランドテクノビームの場合は215mm)の穴をあけて配管を通すことが可能。配管を通すスペースを梁の下に別途設ける必要がなく、より高い天井高を実現できます。
構造計算で安全性の確認をした上で、梁貫通穴を開けるため、建物の強度も確保できます。
下がり天井になる場合も天井高の確保が可能に。
2階建ての建物の1階天井高さも最大4mまで対応可能
テクノストラクチャーでは高天井対応部材を開発。
「4寸平柱」「4寸壁パネル」「高耐力ホールダウン金具」などを活用することで2階建ての建物の1階天井高さも最大4mまで対応可能です。
また壁部材をパネル化することで現場の加工手間を軽減し、省施工も実現します。
高天井対応部材を用いて、1階の天井高を必要とする店舗や倉庫の2階に事務所を設計するなど、縦方向に広がりが必要な建物も木造でご提案します。
*地域により施工できる仕様・条件が異なります。詳しくは営業担当にご相談ください。
耐火建築物対応も可能
テクノストラクチャーは、テクノビームで構成される床・屋根について耐火性能を検証し、耐火構造の国土交通大臣認定を取得している※ため耐火建築物の建設が可能。耐火建築物規制を受ける地域においても、高齢者施設や児童福祉施設などの大規模な特殊建築物に対応できます。
※床は1時間耐火、屋根は30分耐火の認定を取得。床と屋根以外の部位については告示、または一般財団法人日本木造住宅産業協会取得の耐火構造大臣認定仕様を併用します。
多様な開口を実現するMフレーム
耐力壁が必要な箇所に門型のフレームを配置することにより、耐震性を確保しながら、多様な開口が実現できます。
1階南面すべてにMフレームを千鳥配置して前面開口を実現した、ガレージハウスの事例。充実した部材で多様なプランが実現できます。
安全性を高める段差のないバルコニー
「段差テクノビーム」を使用することにより、またぎをなくし、安全で段差のないバルコニーが実現できます。
保育園などで、施設利用者の安全性を高める配慮も可能に。
標準仕様
段差テクノビーム使用時 ※245又は295
輸送性と施工性の高さ
テクノストラクチャー工法は大スパンの梁材を、グランドテクノビームで構成します。
グランドテクノビームは、分割して納入、現場で接合することが可能。分割することで、2t・4t車でも搬入が可能になり、輸送性が向上します。
厳しい現場環境に対応できることで、提案の幅を広げることができます。
前面道路幅が3m未満で大型車が通りにくい環境下で、施設を建設した実績も。部材を分割して納入できることに加え、通し柱などの長い部材がないテクノストラクチャーの特長を生かしたプランをご提案できます。
梁と柱の接合方法も一定のため、施工性も高く、現場作業もスムーズに進められます。
オーナー様へのメリット提案も
建設コストが低減でき、節税効果や補助金活用にも期待
木造は一般的に、鉄骨造などより工期が短く、また、建物が軽いため、基礎にかかるコストを大幅に抑えることができます。
テクノストラクチャーは、木造を検討する際にネックとなる強度についても、鉄骨造にひけを取らない水準を実現。鉄骨造と同等の強さを持った建物を、木造レベルのコストで提案することが可能です。
また、木造のため減価償却期間が22年で設定されており、鉄骨造よりも12年も短いのも特長の1つ。
長期的な事業リスクを軽減でき、大きな節税効果や国や地方自治体の補助金活用による建設費圧縮をもたらす提案は、オーナー様にとって大きなメリットです。
コスト比較表
所得税軽減効果
経年変化を抑え、メンテナンスコストを抑制
たわみ量比較
テクノビームの防錆処理
テクノビームは長期間経過しても、たわみがほとんど進行しません。
たわみをおさえることは、メンテナンス費用と手間の軽減につながります。
梁がたわむとドアの開閉がしにくくなるほか、建物のゆがみに発展し、床鳴りや隙間風を起こす原因にもなりえます。
構造体の精度が保たれるため、建物の価値を長く維持することができます。
柱なしの持ち出しで、建ぺい率を有利に
テクノビームの強度を生かし、片持ち梁で2階廊下を支えることが可能。柱なしで持ち出せることで、建ぺい率の計算上有利に。
オーナー様の土地を最大限に生かした提案ができます。
変形敷地も最大限に有効活用
斜めテクノビームと斜め接合金具を使用した「斜め壁」を用いることで、変形敷地への対応が可能。また、斜線制限による桁落ち屋根にも対応。
設計自由度の高さにより、土地を有効に活用したプランを提案することができます。
三角形の敷地を有効に活用して建てられたアパートの事例。規格寸法では建築しづらい変形敷地に木造のテクノストラクチャーの強みが生かされています。
パナソニックの工法は、建物の信頼性にも
井上地所のテクノストラクチャーはパナソニック独自の工法。
メーカー工法としての信頼性の高さは建物への信頼性にもつながり、オーナー様の資産活用や事業運営を建物への安心感という視点でサポートできます。